大使と東京都知事の面会

パキスタン大使館 東京

報道部

プレスリリース

 

 

            東京(2013年6月14日)- 本日ファルーク・アーミル大使は、猪瀬直樹東京都知事を訪問しました。都市開発、交通システム、スポーツ、文化、経済、貿易、日本とパキスタンの政治関係など、相互に関連のある様々な事項について意見を交換しました。猪瀬知事からは、近年パキスタンで発生した地震について、悲しみが表されました。知事からはさらに、2011年の東日本大震災を経て日本はいまだ復興の過程にありますが、東京にある学校の97%、病院の83%は耐震化が進んでいる旨の説明がありました。近い将来には、東京のほとんどのビルの耐震化が完了するそうです。知事より、東京都はビルを耐震化する知識、技術に関し他国を援助してきたとの説明がありました。パキスタンの国民が将来の地震に備えられるよう、パキスタンにも同様の支援が提供されたとの事です。

 

            大使は、パキスタンでのインフラ整備のために何十年にもわたり日本政府から援助、支援が提供された事に関し、都知事に謝意を表しました。さらに、こういった援助は無条件のものであり、尊敬と威厳をこめて送られたものであると再度謝意を表明しました。パキスタンで2005年に発生した大地震、2010年の洪水の際に提供された日本からの援助は、決して忘れられるものではありません。大使からは、パキスタンで耐震ビルを建てる技術、訓練を提供する事において、東京都の経験を生かした援助をパキスタンは歓迎する旨の発言がありました。さらに、パキスタンの主要都市は、都市開発、交通システムを含めた管理について、東京都から学べるだろうと述べました。