ファルーク・アーミル大使、 JETRO主催パキスタン・ビジネスセミナーにて開会の挨拶

             JETRO(日本貿易振興機構)主催によりパキスタン・ビジネスセミナーが開催され、300人以上もの日本人ビジネスマンの方々に御出席頂きました。ファルーク・アーミル駐日大使は冒頭の開会の辞で、二国間の貿易をさらに拡大するため、こういったセミナーは、パキスタンでのビジネス環境を理解する機会を与え、意識を高めるだろうと述べました。パキスタンの経済発展、投資の可能性に触れながら、パキスタンは多大な天然資源を保有し若年労働力に富んでいる事、人件費も低く、政府はビジネスに優しい政策を施行している事、また昨年40%もの値上がりを記録したカラチ証券取引所を含め、国内の証券取引所は良い成績をおさめている事など、海外投資家の方々に魅力となる点を述べました。

 

              さらに大使は、カラチ環状鉄道、日本経済特別区の設置、発電部門など、インフラ開発プロジェクトへの日本企業の投資を呼びかけました。さらに、最近パキスタンでの政権移行が民主的に達成された事を強調し、ビジネスを重視している現政権により経済的安定が達成されるだろうと述べました。

 

              ジェトロの平塚大祐理事は、同じ地域の他の多くの国と比べ、パキスタンは日本の投資家が最も利益を生み出せる国であると述べました。パキスタンで事業展開をしている日本企業の多くは、既に利益を生み出しています。ゲストスピーカーの本村佳之伊藤忠商事株式会社カラチ事務所長は、パキスタンでのビジネスの機会について述べながら、新政権のビジネス志向戦略は、次世代ビジネスへと、パキスタンを魅力的な国に形づくる能力があると述べました。

 

              他にも、白石薫ジェトロカラチ事務所長、阿部一博株式会社三菱東京UFJ銀行カラチ支店長、村上敬一インダスモーター株式会社副会長が、パキスタンでのビジネスについて講演しました。