臨時代理大使、いわき市長と懇談(2014年2月12日)

2014年2月12日、アリ・ジャヴェド臨時代理大使は、清水敏男いわき市長といわき市庁舎で懇談しました。懇談には、市職員の方々、また在日パキスタン人2名といわき市内の高校の沢井史郎校長も同席しました。

双方の友情交換等で会談は予定されていた30分を超え、ジャヴェド臨時代理大使は清水市長の昨年の市長当選に祝意を表しました。また現在のパキスタン大使が最初に訪問した都市が福島だった事を述べ、自身の福島への最初の訪問も同じ意図を持ったものであることを述べました。

臨時代理大使は二国間の友好関係にも触れ、昨年9月26日パキスタンと日本の首相がニューヨークで開催された国連総会の折に会談した事にも触れました。また昨年5月の総選挙において、パキスタンは民主的な政権移行を果たし、両国に目に見える形での利益が生み出されつつある事を述べ、2014年は両国にとって重要な年となる事も述べました。

パキスタンは人的資源に恵まれている事に触れ、臨時代理大使は市長に、地域の学校で英語を教えるアシスタント・ティーチャーを、パキスタンから受け入れできるよう考慮して頂くよう要請しました。またイスラム教徒が集まりお祈りできる場を設けられるよう、いわき市にモスクの建設をというパキスタン人からの要望を認可して頂くよう要請しました。いわき市在住のラジャ・サビル氏、ラナ・イブラール氏からは市長にこの要望についての説明がありました。

両氏からは在日パキスタン人と福島住民との間の友情を祝う催し物についての要望が挙がりましたが、これについては臨時代理大使より、4月26日27日、東京にてパキスタン・ジャパン・フレンドシップ・フェスティバルが計画中であるとの説明がありました。またこのフェスティバルへ市長を来賓として御招待するとともに、いわき市でもパキスタンと福島の友情を祝した全日イベントの催行を提案しました。

市長からは、臨時代理大使の訪問に謝意が表され、また2011年3月東日本大震災の際の在日パキスタン人からの援助に感謝を表しました。いわき市でのイベントの提案には全面的に賛成を得られるだろうと述べ、2014年9月の開催予定に言及しました。モスク建設とティーチャー受け入れに関しては、市の担当各部署関係者と検討する旨の説明がありました。